NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』に見た、 GHQのプレスコード 現在にも脈々と生きているのではないか・・・。
実はコレ見てたんですよ。どんなドラマをするかな?と思いまして。クスっと笑い場面がチラとありまして、なかなか面白いとこもあるのですが・・・。
終わりに近づいてきて、出ました。ハッキリと。
主人公、め以子の次男が戦死したこともあり、め以子は戦勝国アメリカに嫌悪感を抱きます。子供達にチョコレートを投げてやる米兵に「食べ物を投げるな!」と喰ってかかったりします。皆がチョコレートを食べてもめ以子は次男が帰ってきたら食べると言い、かたくなに食べません。長女の子供の赤ちゃんに粉ミルクを飲ませているのにも、嫌悪感。お乳が出ないからしょうがないと言う長女。「大ちゃん(赤ちゃん)の目が青くなるで」とめ以子。しかし、追い打ちをかけて長男が「アメリカも見習うとこがある。戦争孤児への対応は、日本よりアメリカがうんと進んでいる」と言う。日本の孤児をもらいたいと言うアメリカ人がいるのだと説明。め以子は「なさけない。大和魂はどこにいったんや!」と言う。
その後、放送局に勤めている仲の良いめ以子の夫の妹希子(のりこ)から、放送局を占拠している占領軍の幹部に「おにぎり弁当をつくってくれ」と頼まれ、め以子に頼みにいく。希子は、米兵は信用ならんと言っていたが、断るとややこしいことになると説明し、め以子はイヤイヤ承諾する。
放送局におにぎり弁当をもっていき、販売する。米兵用は100円の値段をつけ販売するも、米兵たちに人気。「おいしい」と言ってほうばる米兵たちを見るめ以子。
ナレーションで
「米兵もかわいいとこあるんだな・・・」
ナレーションで
「米兵もかわいいとこあるんだな・・・」
その後、め以子は自宅で、箱に入れていた、次男が帰ってきたら一緒に食べるはずのチョコレートを取り出し、香りをかぐ。
め以子は占領軍に対しての嫌悪感が薄らいだ?
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陳腐な演出ですが、
日本人がどう思ってたか、というのは、この内容と事実は違うと思いますが。戦後占領軍が、まだうろうろしてて、食料もないこの時期に日本人がこんなことを思うなんてことがあったんでしょうか。
100円で売ってボロ儲けしたのですが、食料がなくて日本人が、子供達が、ひもじい思いをしている時期に、「おいしい」といって、のりを巻いて、中にはシャケをいれた白米のおにぎりをほうばる米兵たちを見て、「かわいい」と思うでしょうか??
日本人がどう思ってたか、というのは、この内容と事実は違うと思いますが。戦後占領軍が、まだうろうろしてて、食料もないこの時期に日本人がこんなことを思うなんてことがあったんでしょうか。
100円で売ってボロ儲けしたのですが、食料がなくて日本人が、子供達が、ひもじい思いをしている時期に、「おいしい」といって、のりを巻いて、中にはシャケをいれた白米のおにぎりをほうばる米兵たちを見て、「かわいい」と思うでしょうか??
お乳の出ない自分の娘におにぎりいっぱい食べさせろよ、と思いました。母親ならそう思うはずですよね。
内容的にはほんと陳腐です。
内容的にはほんと陳腐です。
さて、明日からどんな展開になるでしょうか。最終回ももうすぐです。
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私の知り合いは、ストーリーが戦争に入った時から「ごちそうさん」はおかしいと言って、怒ってましたけどね。
たしかに。戦争が始まってからの内容が、
日本人の感性?
と首をかしげるような事が起こり続けます。
参考
プレスコード
- SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
- 極東国際軍事裁判批判
- GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
- 検閲制度への言及
- アメリカ合衆国への批判
- ロシア(ソ連邦)への批判
- 英国への批判
- 朝鮮人への批判
- 中国への批判
- その他の連合国への批判
- 連合国一般への批判(国を特定しなくとも)
- 満州における日本人取り扱いについての批判
- 連合国の戦前の政策に対する批判
- 第三次世界大戦への言及
- 冷戦に関する言及
- 戦争擁護の宣伝
- 神国日本の宣伝
- 軍国主義の宣伝
- ナショナリズムの宣伝
- 大東亜共栄圏の宣伝
- その他の宣伝
- 戦争犯罪人の正当化および擁護
- 占領軍兵士と日本女性との交渉
- 闇市の状況
- 占領軍軍隊に対する批判
- 飢餓の誇張
- 暴力と不穏の行動の煽動
- 虚偽の報道
- GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
- 解禁されていない報道の公表
プレスコードは、失効しているとなってますが、
現在も生きている・・・・のではないか・・・。
プレスコードについては、もう一度記事を書きます・・・
なかなか時間がなくてできません。
(><)